がんの検査や診察について説明してゆきましょう。

がんの種類に応じて「血清腫瘍マーカー」「超音波検査」など色んな検査方法があります。これらの検査を複数実施することで、がんの疑いがあるかどうかを調べてゆきます。がんの可能性が見つかったら、がん細胞の存在を確定するための生検や細胞診が行われます。

生検では、直接該当する組織を採取してがん細胞を確認します。細胞診は痰や尿からがん細胞を検出します。生検や細胞診でがんが確定されたら、がんのステージ(進行度)を調べてゆきます。がんのステージが決まるのは、リンパ節への転移や遠隔臓器への転移がみられるかどうかです。

がんの検診や検査が行われる方法とは

(1)問診(2)視触診(3)血清腫瘍マーカー測定(4)X線検査(5)超音波検査(6)CT検査(7)MRI検査(8)内視鏡検査(9)細胞診(10)生検(11)PET検査※スクリーニングでは保険適用外になります。

例えば前立腺がんの検査の場合は、腫瘍マーカーとして使用されるPSAの血中量を測定しがんの可能性をチェックします。PSA検査と呼ばれます。がんが骨に転移しているかをチェックするために骨シンチグラフィー検査も実施されることがあります。

いかがでしたでしょうか?

がんの診断や検査はさまざまな観点や方法で実施されます。患者本人がしっかりと理解して治療方針に合意する必要があります。主治医の説明に疑問があったり治療方針に納得できなかったりするならば、セカンドオピニオン(第三者の専門家に意見を聞く)を利用することもあります。